100年に一度の大地震の後に、1000年に一度の大水害に見舞われた能登。
復興に向けて頑張ろうとしていた能登の人たちの「心が折れた」。
地震による家屋の損傷をみると、2000年の耐震基準で建てた家はしっかりとしていた。
しかし水害は、一度浸水した家は、かびと臭いが抜けない。「水害は全てを失う」そう感じた。
「災害対策・まちづくり推進特別委員会」で、能登の復興の支援に派遣されている課長からのご報告を受けました。
能登の復興が、大変遅れている。その背景に、
・大規模水害が発生し、複合災害となったこと。そのために、県や自治体が考えていた復興に向けた優先順位が錯綜した。
・また、平成13年に鉄道もなくなり、半島の先に行くためには、道路しかない。しかもその先は海となるため、物流も人流も一方通行であるということ。そのために、道路の慢性的な渋滞が発生しており、解体や建設を担う業者が現地に行くということにも困難が伴っている。
・人口減少16%、高齢化率46%(全国平均28.7%)そのために、復興へのモチベーションが下がっているのではないか。高齢世帯が家を建て直すといっても、何千万円という借金をしてまで建て直さなくてもいい、というように・・・
◾️そのほか、ボランティアの入り方が、県を通してでなくてはならないために、非常に入りずらいということもお聞きしています。
今、私たちは、災害が起きた時にどのように生きるか、そのためのことを平時の今だから考えることができます。能登のために何ができるか。そして、私たち自身の地域のために何ができるか。考えないとなりません。
◾️能登への支援では、壊れた家の中から出てくる「ゴミ」としなければならない物の片付けに従事しました。江戸川区で災害が起きたときに、全国からのボランティアの人たちにどう動いてもらうことが良いのか、考えながら、ボラをさせていただきました。
◾️先日、ボランティアセンターでの研修会のことも書きました。その時に、「災害ボランティアセンター運営訓練」のチラシもいただいてきました。3月21日(土)13時~16時です。ご都合つきましたら、一緒に参加しませんか。







