■本会議と決特で質問をした「日本語指導員」についてです。
母国語が日本語ではない子どもたちが増えています。様々な事情で日本へ来た子どもたちですが、日本語がわからず、学校で苦労している子たちも多くいます。
江戸川区には、学校で放課後などに勉強できる「日本語指導員」という制度があります。しかし、指導員を探すのは、基本、学校なんです。副校長先生を中心に、手当たり次第にツテを頼って個別に連絡をして探す、というのが多くの学校の現状で、それはとても大変な作業となっています。
そこで、「日本語指導員」の人材バンクを求めました。
声をかけると集まってくださる方は実はたくさんいます。しかし、その方々に聞くと、「どの学校が困っているか」「手伝いたくても仕組みが不明」とおっしゃいます。
江戸川人生大学国際学科の方々、日本語ボランティアの方々、各国出身の日本語堪能な方々などに、性別、通える範囲、可能な曜日、言語など、登録をしていただくことで、適切な組み合わせが早くにできて、学校としては、「1か所に連絡」すれば派遣をしてもらえるシステムとなるので、学校の負担を減らすことにつながります。
人材バンク、あるいはアプリなどを作ることを提案しました。
■また、指導を受けられる時間、一人あたり80回160時間という枠の撤廃も求めました。
■さらに、ドイツなどでは、その国の言葉の勉強をまず1年でも2年でもする。それから学校教育の中に入っていくシステムがあります。日本では制度にはなっていませんが、学年を変えることはできます。その子にとって良いと思う教育のあり方を考える上でも、積極的に知らせていただきたいこともお願いしました。
🔷教育委員会としては、課題意識は持っているということ、他自治体のことも研究しながら進めたいということ、学年のことについては知らせていくということもご答弁がありました。
子どもも学校も、楽になれるように。これからも一緒に考えていきたいと思います。







