「安心して認知症になれるまち」
その実現に向けて、高齢化率22.3%、全国平均より高齢化率が低い福岡市で、「ユマニチュード推進部 認知症支援課」が立ち上がりました。
「ユマニチュード」は、フランスで生まれたケアの技法で、「人間らしさ」を意味するフランス語の造語です。
ケアをする人がケアを受ける人に対し、「あなたは大切な存在です」というメッセージを「見る・話す・触れる・立つ」の4つの柱を通して伝えます。
見る::正面から相手に気づいてもらい、目を合わせることで存在を伝えます。
話す:優しく穏やかな声のトーンで、ポジティブな言葉を選んで話しかけます。
触れる::指先だけでなく、手のひら全体で広い面を優しく触れるようにします。
立つ::可能な限り、体を起こし立ってもらう機会を作り、身体機能を維持・向上させます。
福岡市では『誰もが介護に参加できる街』を目標に掲げ、ユマニチュード講座や認知症サポーター養成講座を小学校でも実施。市長や行政職員も研修を受け、効果検証を行っているとのことです。
さらに、認知症に優しいデザインの研究と導入もされていて、高齢者施設や区役所、地下鉄ロータリーなどに導入。
床と壁のコントラスト、扉の色分け、目の高さの案内、文字情報の併記、しっかりしたコントラスト、動作と対象物のセット化、などです。
認知症施策の情報発信拠点としても、交流・学び・情報発信の場を積極的につくり、毎月約1,000名弱、日本全国だけでなく、海外からも参加者がいるそうです。
江戸川区でも、ユマニチュードの考え方と、「認知症に優しいデザイン」を広められたら、優しい町づくりに寄与できると思えました。
(8/8福祉健康委員会視察3日目⑤ 福岡市認知症フレンドリーセンター)