| 会議 | 令和6年予算特別委員会(第7日)-03月07日-07号 |
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| 日付 | 令和6年3月07日(木) |
| 開会 | 午前10時00分 |
| 再開 | 午後1時00分/午後4時20分 |
| 閉会 | 午後4時28分 |
| 場所 | 第1委員会室 |
| 案件 | 令和6年度予算審査(第7日) 一般会計歳出 第16款 教育費 第1号議案に対する修正案 第2号議案に対する修正案 |
【校務パソコンと学習用iPadとの連携について】
◆間宮由美 委員 校務パソコンと学習用iPadとの連携について、お聞きをします。
現在、先生方がお使いの校務パソコンはC4thというシステムです。このシステムで何が問題になっているかというと、子どもたちが持っている一人1台端末iPadと連携が取れないということです。連携が取れないということで何が困っているかというと、例えば先生が校務パソコンで教材を作ったとしても、それをそのままiPadには移せない。では、どうしているかというと、例えば作った教材の写真を撮って貼り付けたりなどという手間のかかることをしていると聞きます。若い先生方は頑張って小さなiPadでエクセルやパワーポイントを利用して教材や資料を作ったりということもされているようなんですけれども、小さな画面で作るということがどれだけ大変で時間のかかることか、それはもう誰もがわかることだと思います。
また、逆に子どもたちが作ったものを共有するにしても、そのままiPad止まりになってしまうので、校務パソコンまでには移動ができません。そのために大きな画面で編集したりということができないような状況になっています。すぐにはできないような状況になっています。他区から来た先生方からは非常に不便ですという声が、毎年のように上がるというふうにも聞きました。このような状況を教育委員会は把握をされているでしょうか。
また、把握されているとしたら、どのように今後改善されようとしているでしょうか。
◎飯田常雄 教育推進課長 状況につきましては把握をしてございます。校務を行う校務用のパソコンと教材等を作る教育用のパソコンにつきましては、それぞれ別の整備をしてございまして、委員がおっしゃったようなご不便もあろうかというところは把握してございます。
なぜ分けているかというところにつきましては、校務用のパソコンでは児童・生徒の個人情報を多く扱うということで、このセキュリティを確保するために分けているというところが現状であります。その説明も先生方にはさせていただきながら、業務によって使うパソコンを分けていただきたいということでご案内をしているところであります。
今後につきましては、実は国のほうでも校務用のネットワークと教育用のネットワークを将来的に統合したほうがいいという議論が今なされているところであります。
文科省の専門委員会の中で、将来的にはそちらを目指した上で、まず文科省がそれに向けてのモデルケースをつくって検討を進めた上で、ガイドラインを作ったり、セキュリティポリシーの改定を検討したり、また国として担うべき財政的な支援の在り方についても検討するということで、専門委員会の中での議論がなされております。
区としても、将来的にはその統合というところを目指しながらも、国の動向を注視した上で、区としての検討をこれから考えていきたいと思っております。
◆間宮由美 委員 把握してくださっているということ、国の動向のことよく分かりました。
個人情報とのセキュリティの関係ということだったので、皆さん本当に先生方も仕方がないと思っている部分もあったかと思うのです。ただ、他区から来た先生方からもいろいろ聞いていく中で、既にいろいろな方法が行われているということも分かりました。例えば葛飾区は、私も直接聞きましたが、校務用パソコンの中を二つに分けるシステムを導入しているそうなんです。個人情報を扱う部屋と学習用の子どもたちのiPadと行き来ができる部屋、この二つがあることによって個人情報はもちろん守られると。全く違う部屋となっているので、個人情報は守られるということになっているわけです。システムを変えることで、格段に仕事の効率が上がるということはあると思います。だから、国のほうでも今検討を始めてくださっているのだとは思いますが、将来的にという先ほどもお話でした。将来的にというのが何年先かが分かりません。働き方改革ということで、先生方の働き方についてもいろいろと提案もされているところですけれども、既に行っている自治体から聞き取りながらそれを活かしていただくことを考えていただきたいと思っています。国を待つことなく、検討を始めていただきたいと思います。
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【登下校時の見守りについて】
◆間宮由美 委員 登下校時の見守りについて、お聞きをします。
来年度予算にはまだ反映されていないようですが、区としてのお考えはお変わりないでしょうか。それとも、検討を進めておられるでしょうか。
◎大關一彦 学務課長 登下校時の見守りにつきましては、江戸川区やはり地域力が強いということが強みの一つだと思いますので、今後も地域力を活かした形で登下校の子どもたちの安全を図っていきたいと考えております。
◆間宮由美 委員 地域力大事です。でも、やっぱりどうしてかなって思ってしまいます。
小学校の登下校の見守りを委託をしている自治体を、資料でずっといただいています。前回の資料で、委託なしだった自治体が江戸川区含め三つの区だけでした。ところが、今回の資料を見てみますと、その中の一つ、目黒区が委託なしから一部の学校を委託と変わっていました。そこで、目黒区にお聞きをしました。そうしましたら、委託を始めたのは確かに令和4年度からなんですけれども、実は委託以外の方法、会計年度任用職員による登下校時の見守りはずっと行っていたということが分かりました。児童交通安全擁護員が、朝1時間と帰り3時間、プラス学童擁護員が、朝1時間と帰り3時間、そしてさらに令和4年度からは委託をして、交通安全擁護員による見守りを始めたというのです。それぞれ学校からの要望で配置をしているということでした。そして、さらに学校によってはそれだけでは足りないところにPTAの方や町会の方に立ってもらっているということでした。
この間申し上げてまいりましたけれども、朝の旗振り、これはこの当番どこの学校でも大変になってしまっています。今、力を貸してほしいというPTAがあれば、今心配があるという学校があれば、他の21区のように委託を含めて登下校の見守りを始める方向に踏み出していただきたいと思うところです。
江戸川区の不審者情報が、これが毎日携帯に入ってまいります。以前の交通の危険だけではない危険が出てきていますので、登校時のみならず、下校時にもいてくれる見守りの方々が必要だと思います。ご検討お願いします。
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【学校図書館における学校司書の常駐について】
◆間宮由美 委員 学校図書館における学校司書の常駐に向けてお聞きをいたします。令和3年度から6年度の3年計画として、学校司書の配置が進められました。教育委員会としては、今後の計画についてはどのように考えておられるでしょうか。また、学校司書の配置は、区長部局として進めるということですが、今後の予定は、文化共育部が先に決めて提案されたものを基に教育委員会と一緒に話し合いを進めるという形でよろしいでしょうか。
◎佐藤嘉弘 教育指導課長 こちら、学校図書館でございますけれども、今委員のお話あったように、区立図書館との連携によって区立図書館改革の一環として行われているものでございますけれども、今後の流れとしましては、蔵書管理システムの導入を今年度40校済みまして、次年度30校、令和7年度で全校配備を完了する予定でございます。こちらは、バーコードを導入することによりまして、区立図書館と共通の貸出しカードで学校図書館の利用が可能となります。つまり、そのカードで区立図書館の図書も借りることが可能となります。また、今後の展望としましては、1人1台端末から学校図書館と区立図書館の両方の蔵書検索が可能となってくるものでございます。こちら文化共育部が主に進めている事業でございまして、なかなか教育委員会としては、主導権という言い方が正しいかどうかは分からないのですけれども、教育委員会のものではなくて、あくまでもアドバイザー的な形で今進めているところでございます。
◆間宮由美 委員 司書の配置についてはいかがでしょうか。
◎佐藤嘉弘 教育指導課長 司書配置は、令和5年度に関しましては、週1回司書が配置される学校が48校、2週に1回配置される学校が50校ございました。来年度につきましては、全校週1回の巡回となる予定でございます。
◆間宮由美 委員 先に一番初めにお聞きしたのは、6年度で週1回になるのですけれども、その後の計画としては何かお考えのことがあるかということで改めてお聞かせください。
◎佐藤嘉弘 教育指導課長 巡回につきましては、その後の計画はございません。計画としましては、先ほど申し上げた蔵書管理システムの導入でございます。
◆間宮由美 委員 管理システムが進むことは、一つとても大事なことです。文化共育部と教育委員会双方で考えていくということで、主導権というのは文化共育部かなという感じで今お話があったのですけれども、私はこれ新しい方法としていい相乗効果が現れるだろうと、実は期待をしています。しかし、一方、お互いが、主導するのはそっちかなみたいになっていると、うやむやのままになってしまうという危険性も孕んでいるのではないかと思うのです。そして、予算は文化共育部かもしれない、でも、子どもたちのために学校図書館はこうしてほしいのだということを主導するのは教育委員会ではないかと思っています。文化共育費のときにも申し上げましたけれども、足立区では令和7年度には、全ての小学校で週4日の常駐とする、そのための予算を組むために、そのような人選が可能であるかということをプロポーザルの項目としているということです。可能である業者を選び取る、そういったことを聞きました。江戸川区の中で、今回、週1回の巡回まで進んできたということ、私はこれもまた本当に遅々としたところから、3年間でぐっと進んだと思っているんです。ただ、週1回という回数でいいのだろうかということ、また司書資格者の給与も、時給プラス20円から30円、そういったこともいいのだろうか。そういったことも文化共育部とともに司書配置をよりよい方向に進めていただきたいと思っております。そのときに全国の学校図書館を知っているスーパーバイザーの方のお力なども借りていくといいのではないかなと思っているところです。
先ほど来、新聞購読というお話がありました。来年度から新聞の購読料がプラスされると聞いたときにこれはすごいことだと、やっぱり学校図書館は本当に進んでいくということを思いました。あともう一つ、図書予算の中で、雑誌代というのが一緒になっているようだというのを聞いたのですけれども、雑誌は買ってはいけないかなみたいに思っているところもあるので、最新のものが掲載されているものということでもありますので、雑誌なども意識して取り入れていく、そんなことも進めていっていただきたいと思っています。ぜひ主導権というところでは、教育委員会として持っていただきたいと思っております。図書館司書の常駐を求めます。
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【知的障害を持たない発達障害の子どもたちのための固定学級について】
◆間宮由美 委員 知的障害を持たない発達障害の子どもたちのための固定学級についてお聞きをします。
介助員もすぐには見つからない中で、床の上で3人の子が寝転がっている中で、授業が行われていました。そこで考えたいのは、寝転がっている子どもたちにとって、その教室にいることが成長につながるのだろうか。そのような状態の中、同じ学級の子どもたちは障害について理解を深めることができるのだろうか、一緒にいれば理解が進むということではないと思っています。ともに同じ教室で過ごすことの良さというのはもちろんたくさんあります。でも、一緒にいればインクルーシブだというような、そんな簡単なことではないと思うのです。教師一人ひとりが障害児教育への理解と研修を重ねること、子どもたち自身にも、一緒の教室でともに学び、育ち合える関係づくりをすること、保護者の皆さんにも理解をしてもらうこと、そういった三つを重ねながらチーム学校ってできていくんだと思うのです。もしその子が、たくさんの子どもたちの中では落ち着くことができないとしたら、もしその子が在籍する学級で勉強することがうまくできないとしたら、そうしたときには、その子のための固定学級の役割というのは大切ではないかと思うところです。
校長先生たちからは、知的障害がない発達障害の子どもたちのために、固定学級を望む声を聞きます。それは、切り離すことを良しと考えるからではありません。子ども一人ひとりが違う。ある子は在籍学級だけで大丈夫です。ある子は支援教室でいいんだと思います。でも、ある子は固定学級でないと非常に難しい、そういう場面もあります。そういったことを考えるためにも、知的障害のない発達障害の子たちが、落ち着いて学校生活を送ることのできる固定学級、これは必要だと思いますが、いかがお考えでしょうか。
◎百々和世 教育研究所長 情緒等固定学級を設置する区が増えてきていることは認識しております。現在、23区中8区が情緒等固定学級のほうを設置しております。
ただ、私たちが今現在悩んでいるところが、情緒等固定学級が対象となる児童・生徒は知的の遅れがないので、学習保障をしっかり行う必要があるということです。自立活動という非常に高い専門性を有する指導をしなければならない中で、教科等の指導もあわせて行っていく、非常に高度であり、教員の質というところもとても高くなければできない仕事だと考えております。
ただし、学校現場の先生方から設置を要望する声も私たちのほうにたくさん入ってきております。令和6年度、来年度につきましては、他区や他県の設置している学級について、その指導状況や、指導の成果や課題についてしっかりと検証する1年間にさせていただけたらなと思っております。
◆間宮由美 委員 今ある特別支援教室も、これも非常に高度なことだと私は思っています。増えている中で認識もしてくださる中で、この次の1年についてご回答がありましたので、ぜひお願いしたいと思っています。ある知的を持たない子、この子は大勢の人数の中では無理ということで、小さな海の学校に行きました。でも、江戸川区の子が、江戸川区の中で暮らせていくことができるように、私はやっぱり考えたいと思っています。今は必要な子たちのために固定学級をと考えますので、ぜひご検討を進めていただきたいと思っています。
最後になりますが、教育研究所に現場を知ってくださっている方々がいてくださること、知っているということだけでなくて、現場の教員、親御さんそしてもちろん子どもたちに寄り添ってきてくださった方々がいてくださるということ、これはとても幸せなことだと思っています。指導主事を増やすということを島村委員も言い続けてくださっています。私も同じ思いです。AIでは取って代われない場所には、心通い合える指導主事さんたちがいてくれること、これが子どもたちにとって必要です。増員をぜひお願いします。
これからも明るく元気な教育研究所として、子どもたち、親御さんが行ったときに、本当に元気に迎えてくれる研究所であってほしいと思います。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
