| 会議 | 令和5年 第4回 定例会-11月28日-03号 |
|---|---|
| 日付 | 令和5年11月24日(火) |
| 開会 | 午後1時 |
| 閉会 | |
| 場所 | |
| 案件 | 日程第一 議案の委員会報告及び表決 第百二十六号議案 職員の給与に関する条例の一部を改正する条例 第百二十七号議案 幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例 第百二十八号議案 会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例 日程第二 一般質問 1 小 林 智 夫 議員 2 伊 藤 照 子 議員 3 間 宮 由 美 議員 4 牧 野 けんじ 議員 5 中 野 ヘンリ 議員 6 伊 藤 ひとみ 議員 7 丸 山 れいこ 議員 8 岩 田 将 和 議員 9 佐 野 朋 子 議員 日程第三 陳 情 第二十五号 ~ 第二十七号 |
◆二十六番(間宮由美 議員) 江戸川区として、来年度予算の編成作業を行っている現在でありますから、改めてお考えいただきたい項目について、お聞きをいたします。
一つ目は、学校図書館における「学校司書の配置」についてです。
現在、江戸川区では、「江戸川区立図書館基本計画検討委員会」を開き、その副委員長を「全国学校図書館協議会学校図書館スーパーバイザー」である藤田利江先生にお願いをしています。その藤田先生が、「調べ学習」の授業をされるというので、足立区の小学校での授業を拝見させていただきました。
学校司書の役割が大変よくわかる授業でしたので、ここでご紹介させていただきます。
図書館に集合した四年生の子たちが、三・四時間目の九十分間で、まとめまで終えたことに、子どもたち自身も、そして担任の先生も、驚いた授業でした。
授業の流れは、自分で調べたいこと、知りたいと思うことを見つけることから開始します。例えば、ペンギンって、鳥かな?何を食べるのだろう。調べ方は、いろいろあることもみんなで確認します。実際に見る、インターネットで調べる、人に聞く、実験するなどなど。その中で、今日は、図書館にある本を使って調べようという確認をします。
そのときに活躍してくれるのが「学校司書」さんです。このことを調べたい、と聞くと、どの本がどこにあるかを、たくさんある本の中から一緒に見つけてくれます。たくさんある本の中から、その子が調べたいことにぴったり合った本を見つける、というのは、容易なことではなく、全ての本を理解していなければ、そしてそれがどこにあるかを把握していなければ、できないことです。では、それを担任の先生ができるかというと、ものすごく時間がかかることなので、別の仕事が、できなくなってしまうくらいのことです。
子どもたちはその後、本を見ながら、調べて書き出し、最後に、画用紙にまとめていきます。「新人教師でも、誰でもできる授業」と藤田先生がおっしゃっていましたが、確かにこれならできると、わかりました。
本を読むことも、読み聞かせも、もちろん大事です。そこに「調べる」ということができるようになると、図書館の役割がぐんと広がり、その子の「知りたい」と思う探求心が無限に広がっていくのだということが、目の前の子どもたちを見ながら、大変よくわかりました。
このときの若い担任の先生は、司書さんがいることで、これだけのことができるのだと、とても喜んでおられましたし、それを見に来た隣の先生たちも、「これならできる」「自分のクラスでやってみたい」と意気揚々と話されている姿が印象的でした。
「学校司書」がいるということ、とともにもう一つ大切なことが「必要な本がたくさんある」ということでした。本の冊数が少なかったり、内容が古かったりしたら、子どもたちの「知りたい」という気持ちに応えることができません。「学校司書」は、本を選ぶということとともに、廃棄するということも大事な役割であるということも、授業を見ていて、よくわかりました。例えば、スポーツ関係書では、新しい種目が追加されたり、ルールの見直しがあります。環境問題でも、最近の研究成果が取り入れられていない図書ではよくありません。研究成果にそぐわなくなった図鑑や法律書、人権関係の本など、そういったものを、きちんと見極める力を持つ人が、資料のプロとしての「学校司書」の役割であり、学校図書館にある本を全て熟知しているからこそ、廃棄することもできます。
「学校司書」は、学校図書館のスタッフとして、特に、資料のプロとして、読書活動や、学習活動に使える図書館を作ること、そして、図書館に常駐して、子どもたちや教師の、日常の利用を支える役割を持つものである、ということを、藤田先生の授業から、教えていただきました。
二十三区における「学校司書」の配置を見てみますと、二十二区ですでに常駐されています。例えば、荒川区では、教育委員会の中に、「学校図書館支援室」を作られています。二〇〇七年度、今から十六年前に、学校司書の全校配置が始まり、十四年前には、すでに一校に一人の「学校司書」が、一日六時間、週五日間の勤務となっています。全て区直属の会計年度任用職員であり、さらに一〇〇%司書資格を持たれています。
先の足立区は、委託でありますが、全ての学校に「学校司書」が、常駐しています。中学校では週五日間。小学校では、週四日間の学校と、週二日間の学校がありますが、令和七年度には、全ての小学校で週四日間の常駐とするように、すでに予算が組まれているとのことです。さらに、この予定を進めるために、この人選が可能かどうかをプロポーザルの項目とし、「できる」という業者を選んでいるということです。
江戸川区では、四年間に一度、一年間「学校司書」が来てくれた時代がありました。それは、四年のうち三年間は「学校司書」はいないということでした。しかし、そこから動き始めています。
令和四年度からは、区立図書館の職員が、週に一回、あるいは二週に一回、小・中学校へ巡回をしてくれることになりました。そして、来年度からは、全ての学校で週に一回、巡回の方向が打ち出されています。
しかし、ここで考えたいことは、週に一回でよいかということです。第六次「学校図書館図書整備等五か年計画」を出している文科省にお聞きをしたところ、少なくても、週に三日以上は必要とのことでした。
現在の読書科の目的をしっかりと進めていくためにも、「学校司書」が学校に常駐することは、マストなことと考えます。
そこで、四点お聞きします。
①「学校司書」の役割と活動について、どのようにお考えか、お聞かせください。
②区立図書館職員の巡回配置を、来年度から全ての学校で週一回とする方向とした理由をお聞かせください。
③巡回職員の給与については、どのようにお考えでしょうか。
④今後、常駐が必要と思われますが、いかがお考えでしょうか。
次に、「子ども食堂」への補助金の継続についてお聞きいたします。
平成三十年、えどがわっ子食堂ネットワーク設立時、加盟は、十二団体でした。その後毎年増え続け、令和五年度今年度には、五十六団体となっています。「子ども食堂」を束ねている社会福祉協議会によると、やりたいけれど場所がなくて困っているという人もまだまだいらっしゃるということです。
「子ども食堂」には、現在三つの補助金が出されています。
一つ目は、会食形式に対して。
二つ目は、配食・宅食形式に対して。
三つ目は、新たに始める際、あるいは支援を拡充する際の設備整備費に対して、です。
ところが、この補助金の一つ目は残すものの、二つ目は、来年度から廃止。三つ目は、令和七年度から廃止、という方向が出されました。一体なぜなのか。本当に廃止をしてよいものなのか。たくさんの疑問が浮かびましたので、本日質問をさせていただきます。
まず、三つの補助金ですが、一つ目の、会食形式のものは、今年度は、二十九の食堂に、約八百二十四万円が出される予定ですが、東京都が二分の一を出していますので、江戸川区の持ち出しは、約四百万円です。
来年度から廃止をしようとしている、二点目の、配食・宅食形式のものについては、今年度は、二十の食堂に約七百九十五万円が出される予定ですが、東京都から十分の十が出されていますので、現在、区としての持ち出しはありません。
そして、来年度は、江戸川区が二分の一、今年度の金額からすると約四百万円になります。その額を出せば、東京都も二分の一を出すということでありますが、江戸川区は、出さない方向を打ち出していますので、東京都からの補助もなくなり、配食・宅配形式の「子ども食堂」への補助金は、廃止となります。
三つ目の補助金、設備整備費は、今年度、十五の食堂に約六百六十万円が予定されています。これも、二つ目と同じように、江戸川区が二分の一、今年度の金額からすると約三百三十万円を出せば、東京都も二分の一を出して継続できるものですが、江戸川区が二分の一を出さなければ、令和七年度から、なくなってしまいます。
江戸川区としては、みんなで食べる会食形式を大事にしたい。配食・宅食は、コロナ禍での措置としてのものであるので、会食形式に戻していきたいとおっしゃっています。
しかし、本当にそれでよいのでしょうか。一人きりの食事、孤食をなくす。それは大事なことです。そしてそれとともに、貧困家庭のため、あるいは何らかの理由でご飯をまともに食べていない子がいる。その子にご飯を届けよう、ということも、「子ども食堂」の根幹であると思います。
配食・宅食というのは、お弁当を取りにきてもらう、あるいは、お家などまでお届けするということになります。
みんなが会食できればよいと思います。しかし、そこに参加できない子どもたちもいます。
例えば、不登校の子の中には、「子ども食堂」の会食場所にまで行けない子もいます。そこで、ある「子ども食堂」では、学校と連携し、学校にお弁当をお届けしています。夕方、みんなが帰った頃、学校にお弁当を取りに来る。そのことで、その子やその家庭と、学校がつながることができています。
また、発達障害の子の中には、みんなと一緒に会食できない子もいます。一緒に食べられれば、そうしたい、でも、そうはできないから苦しんでいるというご家庭は、実は少なくはありません。ですので、基本は、お弁当を取りにきてもらうことにして、でも、食堂で食べることができる楽しさも知ってほしいから、発達障害の子のいる家庭だけの会食の機会も持つようにしてくださっている「子ども食堂」もあります。
また、飲食店の方の中には、自分のお店は小さくて、子どもたちがみんなで集うことはできないけれど、自分の調理師免許を役立てたいということで、お弁当形式で始めた「子ども食堂」もあります。そのような場合は、場所を変えるといっても容易なことではありません。どういう形であれ、子どもたちにご飯が届く。地域の人たちの温かさが届くということこそが、大切なことだと思います。
補助金があったとしても、ご自分たちで持ち出しをしている「子ども食堂」がほとんどです。この方たちの善意を応援すること、それは、決して「子ども食堂」の意義に反してはいない、そう思います。
そこで、四点お聞きします。
①「子ども食堂」の役割について、どのようにお考えでしょうか。
②江戸川区において「子ども食堂」が増えてきている背景を、どのように捉えておられるでしょうか。
③「配食・宅食による取組み」における補助を来年度から廃止、また、「新たな子ども食堂の立ち上げや支援の拡充に要する設備整備費等」を令和七年度から廃止する方向がありますが、その理由をお聞かせください。
④これらの補助については、継続を求めます。廃止は再考、お考え直しいただきたいと求めますが、いかがでしょうか。
以上で一回目の質問を終わります。
○議長(藤澤進一 議員) 斉藤区長。
〔斉藤 猛区長登壇〕
◎区長(斉藤猛) お答えしてまいります。
まず、学校司書、最初は教育長にということでございました。
次の区立図書館職員の巡回配置についてのご質問です。平成三十年から令和三年にかけまして、教育委員会の委託事業で、学校司書配置校事業を実施いたしまして、学校司書を四年間で全ての小・中学校に一年間ずつ、週一回六時間の配置をしてまいりました。図書館の機能や使い方を子どものときから。学校図書室は、やはり限られた空間であります。図書の数も限られています。学校を卒業してから、あるいは学校入学前に使うこともままなりません。そうすると、区立図書館を職員がそこに行くことで、学校図書室の前も後も、生涯教育として図書館が使えるようになる。そういうメリットが、区立図書館の職員が行くことで出てくるのではないかというふうに思っています。
生涯にわたって本に親しんでもらうことを目的としまして、令和四年度から、教育委員会ではなくて区長部局で、区立図書館職員による学校図書館の運営支援事業を開始いたしました。区立図書館職員の専門性や情報収集力を生かしながら、蔵書管理や選書補助などにあたっています。当初から、週一日を目標としていましたが、全校に配置できる人員がそろうために、相当の期間が必要でありましたので、三年計画として、令和四年度から令和六年度にかけて段階的に配置日数を増やしているところです。まずは、週一回というところからしっかりやっていきたいと思っています。
巡回職員の給与についてですが、巡回職員は、図書館から派遣している図書館職員です。図書館での本来業務を行っており、巡回職員業務分の給与額は算出できません。図書館職員の賃金は、指定管理者が決定するべきものでありますが、区としては、指定管理者が公契約条例を遵守していることをしっかりと確認してまいります。
常駐については、教育長へのお尋ねでございました。
次に、子ども食堂についてのご質問です。
子ども食堂の役割でございますけれども、そして二番目に、増えてきた背景ということですけれども、子ども食堂は、地域のボランティアの方々の自発的な取組みであるため、その設立目的は、貧困の子どもを救いたい、親が共稼ぎで独りぼっちの子どもに会話を楽しみながら食事をしてほしいなど、その思いは様々です。また、食堂の運営方法も、月一回実施する食堂もあれば、毎日実施している食堂もあり、それぞれの食堂ができる範囲において取組みをされています。
子ども食堂は、地域の方々の温かい思いをたくさんの子どもたちに届けたい、そういう思いで立ち上がった地域の食堂です。それぞれの食堂が特色を持って温かい気持ちで食事を提供されています。区としては、この子ども食堂の自主性を尊重しながら、側面支援をすることで、子ども食堂が地域コミュニティの核となり、区が目指す地域共生社会の一翼を担う存在になっていただけることを望んでいます。
そのような側面支援のため、区の社会福祉協議会に、えどがわっ子食堂ネットワークを設立し、区民の皆さんに運営資金や食材の寄付、ボランティアや団体、企業の支援の募集などを行っています。側面支援というのは、区は必要以上の介入はせず、地域の方が自分たちの思いの下、できる範囲で取り組める環境を整えることが重要であり、そのことで子ども食堂が地域に根づき、長く続いてもらいたいという考えによるものです。現に運営補助がない自治体もある中、全国的にはコロナ禍であった年も含め、毎年、子ども食堂の数が増えています。これは地域の自主的な活動だからこそ、自分たちの歩めるペースで実施していることが大きな原因だと思います。
以前、子ども食堂を運営されている方が、行政が補助をすると、公益の福祉を考慮しなければならず、子どもの虐待防止や食育といった一定の役割を子ども食堂に担わされてしまい、それが重荷となり、活動しづらくする場合があるとおっしゃっていました。そうならないためにも、今の子ども食堂が自主性を損なわない範囲で、行政としての側面支援を継続していくことが地域づくりを実践していく上で重要な視点だと思います。
配食の補助等につきましては、部長からお答えいたします。
以上です。
○議長(藤澤進一 議員) 蓮沼教育長。
◎教育長(蓮沼千秋) 学校図書館関係二点について、お答えいたします。
まずはじめに、学校司書の役割と活動についてでございます。
現在、全小・中学校に区立図書館職員が巡回し、学校司書と同様の職務を行うことで、学校図書館運営を支援しています。学校は区立図書館職員から、専門的な知識を活かした助言を受けられることで、環境整備や蔵書管理を進めることができ、児童・生徒が使いやすい学校図書館を保つことができています。さらには、児童・生徒が本を使って調べる学習をする際に、必要な本の探し方を教えてもらえるなど、区立図書館職員が教員をサポートする形で授業支援に入る機会も増えており、現場の教員からは非常に好評でございます。
引き続き、区立図書館職員の力を借りながら、学校図書館の環境整備を進め、授業改善、授業支援をより一層充実させるとともに、区立図書館との連携がさらに高まるよう尽力してまいります。
次に、常駐が必要かというところでございますが、本年度は、約半数の学校が週に一回の配置、それ以外の学校が二週に一回の配置となっております。来年度からは、区長も話しておりましたけれども、全校週一回の配置となるよう文化共育部と連携しながら、現在調整しているところでございます。
引き続き区立図書館職員の巡回配置による学校図書館支援の効果や課題について研究するとともに、巡回日数を含めた区立図書館職員の配置のあり方についても、文化共育部とともに検討してまいります。
以上でございます。
○議長(藤澤進一 議員) 森福祉部長。
◎福祉部長(森淳子) 私からは、配食・宅食への補助や設備整備費への補助について継続を求めるという質問について、お答えしたいと思います。
まず、配食・宅食の補助についてですが、こちらは東京都が、コロナ禍で子ども食堂が実施できない中での支援を充実するのが主な目的として実施しているものです。本来、大勢の方々が一か所に集まり、対面で会話を楽しみながら食事をすることに大きな意味がある子ども食堂で、感染症対策のため、仕方なく自宅に食事を届ける宅食や配食といった対応をしている食堂へ補助をしたところです。
このような背景から、区としては、配食・宅食への補助は、コロナ禍における緊急的な対応であると認識しています。今年五月に新型コロナウイルス感染症の位置付けは、五類感染症となりました。世の中もコロナ禍の前の日常に戻ることを目指し、様々なイベントも開催されるようになりました。
このような状況で、対面で皆がにぎやかに会話を楽しみながら会食をするという子ども食堂本来の姿に戻すため、東京都が全額補助をやめることを契機に、区としても配食・宅食への補助は終了とさせていただくべきだと考えております。
もちろん、それぞれの子ども食堂の自主的な活動として、引き続き配食・宅食を行っていただくことは尊重させていただきますが、子ども食堂運営の補助としては、終了させていただきます。
また、整備設備費の補助につきましても、例えば、配食・宅食に基づくワゴン車のリース、デリバリーカートの購入といったものが補助対象にもなっており、この補助がないと、子ども食堂自体が継続できないという趣旨のものではないと考えています。経過措置も考慮し、令和六年までは継続し、令和七年以降は廃止させていただきます。
むしろ区として苦慮することは、補助がないと、子ども食堂の運営がままならないということで、それは自主性を尊重して、創意工夫をした運営していただく子ども食堂の本来の姿ではないと考えています。多くの子ども食堂は、子どもを助けたい、地域のために何かできることはないかと、素晴らしい志をお持ちです。その気持ちの実現のため、えどがわっ子食堂ネットワークの支援や運営費の一部補助は引き続き継続いたしますが、それ以外の部分は、それぞれの食堂が自主的に考え行動し、地域の繋がりや工夫の中で賄うことが地域共生社会を実現する地域コミュニティの姿であると考えています。是非とも社会情勢に合わせた子ども食堂のあり方について、ご趣旨をご理解いただければというふうに思っております。
○議長(藤澤進一 議員) 間宮由美議員。
◆二十六番(間宮由美 議員) ご丁寧なご答弁をありがとうございます。
まず、「学校司書」についてですけれども、先程、文科省が最低でも週三日ということをおっしゃったことをお伝えしました。これは「第六次学校図書館図書整備等五か年計画」の中でのことです。昨年度からの五年間の計画になりますが、その中で「学校司書」の配置に対しては、単年度で二百四十三億円、総額一千二百十五億円が出されています。そこでの目標として、小・中学校のおおむね一・三校に一名を配置すると出されています。そこで、その一名は何日間学校に行けばいいですか、週に一日でもいいですかと文科省にお聞きをしましたところ、いやいや、少なくとも三日間ですかね、と言われたのです。一日ではだめですかとお聞きをしたのですが、通常考えると、授業の支援などから考えても、一日では難しいでしょうと言われてしまいました。
週五日、毎日六時間の「学校司書」が常駐している荒川区さんにも、なぜ週五日ですかとお聞きをしましたところ、一つの学校に学級が幾つもあって、各学級に週一回でも行くとなると、五日間は必要です。さらに、図書館司書の仕事は、担任と一緒に授業をサポートするだけではなくて、図書の整理、準備、他たくさんの仕事があります。なので、五日間は必要ですというふうにお答えくださいました。荒川区さんでは、さらに来年度からは、学級数の多い学校には、時間数を六時間勤務から七・四五時間にまですることになっていますともおっしゃっていました。
区立の図書館から巡回をしてくださることの良さというのは、先程区長からもお話がありました。私も、区立図書館の方々が頑張っていってくださっていること、これ自体はとても良いことと思います。しかし、第一問でも述べましたが、本当に一日でよいのかというところ、ここを少しずつではあるけれども、進めてはいるのですが、しかし、これをもう少し早くに進めていかなければならないのではないかと思っております。
文科省が出している司書配置のための二百四十三億円、これは大変残念なことに地方財政措置であるため、二十三区の江戸川区は不交付団体となっていますので、国からの補助金二百四十三億円、ここには関係しません。しかし、国がそれだけの措置をとっているということ、そこまでして図書館司書を必要と考えているということは、お分かりいただけるのではないかなと思います。
人の配置についてなのですけれども、先程も人がすぐに配置できないという関係の中から、計画を立てて週一回にしていきましょうというお話がありました。これは、給与と人の配置との関係ではないかと思っております。賃金につきましては、指定管理者であるので、全体の中での金額であるので、巡回のところだけはわからないというお話でした。ただ、時給で計算していきますと、これは全く高くないというのがわかってきました。また、江戸川区では、司書の資格を持っている人に対してプラスの額が出ますが、これがお幾らかご存じでしょうか。お聞きをしたところ、正直驚いた額だったのですが、プラス二十円から三十円とのことでした。これでは、少しでも良い他の区へ行って働きたい、と思う方を止めることはできなくなってしまうのではないかと思います。
昨日、自民党の須賀精二議員の質問へのお答えの中で、区長はこのようにお話をされていました。「なぜ福祉人材が思ったように増えていかないかということですが、福祉や介護といった仕事に限ったことではありませんが、職業を選択するときには、給与、勤務時間、やりがいといったことが念頭にあるからではないかと考えています。」「学校司書」も、まさにそのとおりだと思います。まず給与、これはとても大事なことだと思います。
私は、江戸川区の指定管理になった区立図書館で働く皆さんが、どんなに頑張っておられるか存じています。指定管理料が安ければよいということなどでは決してなくて、働く方々の働きがいを支える、このためにも、きちんとしたお給料が必要だと思っています。
「学校司書」については、調べれば調べるほど、二十三区の中で江戸川区が一番遅れていると言われている実態がわかってきたのですが、なぜこんなに遅れているのだろうかと疑問にも思いました。しかし、先にも申し上げたように、教育委員会は大きく動き始めてくださっています。ですから、この動きを止めることなく、今後の「学校司書」の配置を具体的に予算化していただきたいと思うものです。改めて要望いたします。
「子ども食堂」につきましては、「できる範囲でできることをやっていただいて、そこへの側面支援」と、いうお話がありまいた。
宅食について、東京都がコロナ禍での緊急支援であったとおっしゃっていましたが、しかし、東京都は、これは「必要」であるとして、二分の一は出す、これからも続けていくというふうにおっしゃっています。そして、補助がないとできないというのは本来の姿ではないというお話がありましたが、しかし、この補助が出るときに、では、これはいつかやめますよ、三年したらやめますよということがお話されていたかというと、そうではございません。ですから、あったものがなくなってしまうということに対しては、皆さん驚いているわけです。このままであったらば、続けていくことができないということをおっしゃっている方々がたくさんいますので、ぜひここについては、改めてご検討をいただかないといけないものではないかというふうに思っています。
また、子どもごはん便のことなんかも、「区がやっているから」ということも言われるのですけれども、でも、子どもごはん便、上限四十八回までです。ここにプラスの「子ども食堂」が入ることで、きちんとごはんが食べられる方向になると思いますので、ここは再考願います。このことは再質問とはいたしません。
東京都への申請は、来年度になってからすぐです。どうぞ補助金の廃止については、改めてお考えいただくよう再度お願いを申し上げて、質問を終わります。
以上です。
—
