「この魚はね、こうやって食べると美味しいよ」
「今日は寒いね。風邪ひかないようにするんだよ」
「行ってらっしゃい」
「おかえり」
いろんな言葉をかけてもらって、私は「商店街」で、育ててもらいました。
昨晩は、江戸川区商店街連合会の創立70周年記念式典でした。
来賓祝辞の中で、心に残った言葉は、連合町会連絡協議会の関口たけとし会長のおっしゃった「平坦な道ではなかったが」という言葉です。
平坦な道ではなかったが、それでも商店街は、みんなが力を合わせてきたということを話してくださいました。
そうなんです。そこにこそ触れてほしかったんです。
なぜって、今、商店は少なくなり、一軒また一軒とシャッターを閉めています。
それは、もう20年以上前から、米、酒、薬などの規制緩和が始まり、大型店が続々とできる中で、個人商店が商売を続けていくことがどんなにか大変なことになっていきました。
そして、個人商店以外では、接客する人はくるくる変わる。レジすらもなくなって、こんにちはも、ありがとうございましたも、一言もしゃべらなくても、物が買えるようになっている所もあります。
子どもが育つときに、それでいいのかな・・・良いわけはない。私はそう思うんです。
お店を持ちたい若い人と、お店を継ぐ人がいなくて閉めている高齢の方。そこを繋ぐことができたら、商店を開くことができるんじゃないか。そうも思うんです。
子どもが健全に育つためにも、高齢になった人が安心して買い物できるためにも、商店街は無くなっちゃいけない。活性化、そのために、私もあらためて皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。
タワーホールでの美味しい食事を頂きながら、そんなことを考えていました。
*今年は70周年を記念して商店街と区が半分ずつ出して、20%お得になる商品券まつりとなっています。紙の商品券は終わっていますが、デジタル商品券は、追加販売の申込が11/18(火)正午開始となります。わかりづらければ、遠慮なく江戸川区役所産業振興課に聞いて下さい。







