会議 | 令和3年 4月 福祉健康委員会-04月13日-14号 |
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日付 | 令和3月4月13日(火) |
開会 | 午後 1時30分 |
閉会 | 午後 3時43分 |
場所 | 第1委員会室 |
案件 | 1 陳情審査 第42号・第46号・第49号の2・第51号・第57号・第58号・第60号・第61号・第64号・第75号の1…継続 第42号:江戸川区障害者支援ハウスにおける利用者死亡の真相究明と再発防止 を目的とする委員会の設置を求める陳情 第46号:令和元年の江戸川区障害者支援ハウスにおける利用者死亡事故について第三者委員会の設置を求める陳情 第49号の2:健常児と障がい児が関わる時間を増やすインクルーシブ教育の拡大と医療的ケア児や重症心身障害児を受け入れる保育制度を求める陳情 第51号:医療的ケア児や重症心身障害児とその家族に対する日常生活支援サービスの向上を求める陳情 第57号:江戸川区障害者支援ハウスにおける利用者死亡事故の被害者に対して哀悼の意を表し、再発防止を誓う採決を求める陳情 第58号:新型コロナウイルス禍の中での国民健康保険料の引き下げを求める陳情 第60号:江戸川区における放課後等デイサービスの新規開所と質の向上を求める陳情 第61号:認可保育園のコロナ禍における保育士の休業補償の是正に関する陳情 第64号:生活保護の夏季加算、エアコン設置助成を求める陳情 第75号の1:発達障害児支援に関する陳情 2 所管事務調査…継続 3 執行部報告 (1)福祉避難所受入訓練の実施について(報告) (2)特別養護老人ホーム「第三みどりの郷」の開設について (3)第二回なごみの家困りごと調査 中間報告(3/22時点) (4)「令和2年度 江戸川区民生・児童委員訪問調査」の実施結果について (5)「令和3年度 介護保険制度改正のお知らせ」の送付について (6)さわやか体育祭の中止について(口頭報告) (7)第6期障害福祉計画・第2期障害児福祉計画の策定について (8)区立福祉作業所 防災用品あっせん事業の開始について (9)「江戸川区就労支援ネットワーク ミラクル(未来×くる)」区役所前庭における障害者就労支援事業所の取扱品販売の試行実施 (10)寄附を活用した生理用品配布の緊急対策と防災備蓄について (11)低所得の子育て世帯に対する子育て世帯生活支援特別給付金(ひとり親世帯分)について (12)児童相談所の相談状況(令和2年度速報値) (13)一時保護所第三者評価について (14)東京都出産応援事業 (15)施設巡回PCR検査の実施状況について (16)区内飲食店従事者へのPCR検査の実施状況について 4 その他 |
【江戸川区障害者支援ハウスにおける利用者死亡事故の真相究明と再発防止を目的とする委員会の設置を求める陳情及び第46号、令和元年の江戸川区障害者支援ハウスにおける利用者死亡事故について第三者委員会の設置を求める陳情】
◆間宮由美 委員 この二つの陳情は、障害者支援ハウスという江戸川区の指定管理者施設で、入浴中に一人の障害者の方がお亡くなりになったという痛ましい事故について、真相究明と再発防止、また職員の人権教育などの徹底を求めるものであると理解しています。
本日は意見を申し上げて終わりにします。
私はこの陳情の願意は当然のことと受け止めます。大切なことは、このような事故を二度と起こさないために何ができるかを真剣に考えることに尽きると思っています。事故の後、区の職員はもちろん、支援ハウスで働く1月1日現在63名の職員全てに対して、研修を細かく行っていること。2か月に1回のセルフチェックを実施して、それをまた研修に活かしていることが報告されました。研修の内容も権利擁護について、合理的配慮について、自分らしく暮らすということを支えるためにはどうしたらよいかということについて、虐待防止の理解について、支援方法が適切でないと感じる場面の共有など、大事なことばかりです。
また、ひやりはっとについても、その都度報告をし合いながら、情報の共有を行い、事故につなげない決意がありました。働く全ての職員の方への学ぶ体制を求めたところ、再度支援ハウスにも伝えてくださるとのことでありました。
入浴事故そのものについても、最終報告書が出され、その中で一時的とはいえ、目を離す時間があったこと。事故発生後の情報伝達がうまくいっていなかったことも厳しく捉え、そこから入浴マニュアルの作成、危機管理マニュアルの改訂、さらに利用者一人ひとりのアセスメントの情報共有を大切にすることなど、改善策が細かく出されました。
今後必要になることは、このことを忘れないこと、このことを職員の誰もに徹底すること、日常的に学ぶ場を持ち続けることではないでしょうか。
江戸川区初の複合的機能を持つ施設として、障害者の社会参加や自立生活を支援する障害者支援ハウスでの痛ましい事故と、それを二度と起こさない決意が江戸川区中の施設に広がることを願って、意見を終わります。
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【医ケア児支援の関係機関連絡会議について】
◆間宮由美 委員 私も2点質問したいと思いました。
1点は今ほどの3月22日の医ケア児支援の関係機関連絡会議のことでしたので、今ご報告ございましたので、これについては省略いたします。
もう一点なんですけれども、把握されていない医ケア児についての確認です。
11月に健康サービス課長からのご答弁で82名のうち、把握している方は75名とご回答があり、医ケア児アンケートも送付したのは75件とのことでした。ということは、残り7名の把握されていない医ケア児については、現在どのようになっているかということを確認したいと思います。
◎河本豊美 障害者福祉課長 現在、79名と私どもは2月1日現在では把握しておりまして、アンケート調査のときには75名でございました。これはタイムラグの関係かなというふうに認識しております。
まず、私どもが把握しています医療的ケア児というのは、健康部のほうで乳幼児健診ですとか、そういった病院からの報告によって把握しているお子さんの数と、それから私どものほうで障害者のレスパイト事業をご利用されていたりとか、もしくは既に障害の手帳をお持ちの方、そういった方を把握しておりますので、それ以外の情報で今のところ在宅で医療的ケアがあるという児童について、そのほかの情報での児童は把握しておりません。
◆間宮由美 委員 タイムラグというお話だったのですけれども、ずっとこう1年間のを読み起こして見ましたところ、11月の段階で82名いるとご答弁があったんですね。そのうち、把握している方が75名という言い方になっていたのです。ですから、その残りの7名についてはどのようになっているかなと思ったものですから、改めて、今でなくても結構ですので、そこの人数の違いについては、どのようになっているかは後でお調べいただければと思うところです。
この陳情自体に対してなんですけれども、医療が発達して命は助かったけれども、その先の生活が成り立たないという医療的ケア児の親御さんの切実な思いが寄せられたものと理解しました。インクルーシブ教育を保育園、幼稚園で医ケア児や重症心身障害児を受け入れる保育施設の設置をという願いは、子どもの成長にとってとても大切な願いになっていると思います。現在が79名の医ケア児のうち、未就学児は45名、そのうち保育園に通園しているお子さんは昨年度は3名、幼稚園はゼロ名。また重症心身障害児を受け入れている保育施設はゼロ。これまでの審査の中で、医ケア児の受入れを前提とした体制を整えている保育園はないということ。医療的ケアができる研修を受けた保育士も把握はしていないということでした。
そして、課題として上げられたことの中に、特定の研修を受けた保育士の確保とともに、看護師、医療職の配置が上げられました。その配置には都や国からの補助が出ることも示されています。さらに医ケア児の親御さんへのアンケートが取られたこと、これは大変有意義なことだったと思います。家庭の状況、生活上の困りごと、悩みや不安、緊急時の預け先、相談窓口、新型コロナウイルス感染症について、医療時の対応などについて、細かく聞いてくださる中で介護者の負担の大きさや支援する場所が見つからないこと、親は働くときはどうしたらよいかなどの意見が上がってきたとのことでした。保育園だけでは完結しない問題なので、全庁的に検討していきたいというお答えもありました。
そして、その後新年度予算の中で、医ケア児コーディネーターの配置がされることになりました。病院からの退院時にはメディカルソーシャルワーカーを中心にした4者が医療機関に出向いて、保護者と協議をして、その後の生活についての支援をしてきたとのこと。しかし、これまでは位置づけられていなかったライフステージが変わるとき、例えば保育園や幼稚園に通うときなどには、支援の相互調整を行えるようにしていきたいという回答もございました。
当事者、関係者の声を聞くこと、そして、そこから課題を明らかにしていくこと、医ケア児に関してはその道筋が大変よく見えました。今後もさらに進めていただきたいと願い、終わりにします。
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【医療的ケア児や重症心身障害児とその家族に対する日常生活支援サービスの向上を求める陳情】
◆間宮由美 委員 退院と同時に24時間医療的ケアを伴う育児が始まり、仕事を辞めざるを得ない、転職を強いられる、外出などを諦める、社会からの孤独を感じるなど、陳情原文には陳情者の思いがつづられています。これは決してこのご夫婦のことだけではなくて、多くの医ケア児の親御さんが抱えている共通する思いではないでしょうか。どの子も幸せな人生を送ることができるためには、その子の親御さんも幸せでなければならないと思います。
そこで、区としては、医ケア児の親御さんへのアンケートを実施し、関係者による調整会議もこの3月設けてくださいました。そして新年度には、医ケア児コーディネーターの配置が実現し、在宅人工呼吸器使用者への自家発電装置の購入も所得制限なしで助成対象となりました。今後は聞き取ったアンケート内容とともに、ここにも書かれているレスパイトやショートステイを増やすこと、在宅での常時人工呼吸器を使用する人を対象にした電気料金補助制度など、まだまだ考えることはありますので、今後の委員会でさらに充実した施策になるよう、審査を重ねていただきたいと考えます。
最後に1点、関連してお聞きをします。
医療的ケア児の家族が医療従事者枠でワクチン接種ができるようにするためには、国のスキームそのものを変えないといけないとお聞きをしています。しかし、24時間医療的ケアが必要な子ども、あるいは大人のケアに関わる家族は、まさに医療従事者と考えられるのではないかと思います。医療的ケア児の家族を医療従事者枠でワクチン接種ができるようにするには、どうしたらよいでしょうか。
◎小泉京子 健康サービス課長 今、医療従事者の範囲としては、ヘルパーさん等の範囲も広くなってきております。ただ、そのためにはコロナの患者さんに疑いのある方も含めて接するというような条件等が課されておりますので、国のほうでもそのようなお声をいただきながら、何か適切な対応ができるようにということで、こちらも意見を上げることはできるかと思っていますが、現時点では決まってございませんので、そのようなお答えになります。
◆間宮由美 委員 ぜひ、国に対しての働きかけをお願いしたいと思います。
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【江戸川区障害者支援ハウスにおける利用者死亡事故の被害者に対して哀悼の意を表し、再発防止を誓う決議を求める陳情】
◆間宮由美 委員 障害者支援ハウスにおける事故に対しては、先ほどの陳情の中で述べたとおり、大切なことはこのような事故を二度と起こさないために何ができるかということを真剣に考えることに尽きると思います。そして、着実にそれを進めていくことこそ議会としても力を使う必要があるのではないかと考えます。結論については次の委員会に託します。
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【新型コロナウイルス禍の中での国民健康保険料の引き下げを求める陳情】
◆間宮由美 委員 この陳情は、新型コロナウイルス禍の下で収入が減って、区民生活が困難になることが予想されるということで、国民健康保険料の引き下げとか一般会計からの繰入れの継続、短期保険証、資格証明書の発行はやめることなどを求めるものでした。
さきの国民健康保険運営協議会の中でも、区長は開会のご挨拶の中で、国保料の値上げについては、来年本当に保険料を上げてよいのかどうなのかという壁にぶち当たりましたと逡巡されている思いが語られていました。その上で値上げについては今回は抑えるということで42円という値上げとなったとご報告がありました。またその中で被用者保険代表の委員が述べられた意見は、客観的に全体を見る視点として大切なご意見だったと思います。この委員がおっしゃったのは、コロナ禍で国保の人もそうだが、他の保険の人たちも大変な思いをしている。国保に税金の投入をする、いわゆる法定外繰入れをすることで国保以外の保険の加入者は、自分の保険料も払い、さらに国保分も払うことになる。ほとんど皆さんご存じないだろうが、もし知ったとしたらとんでもないという話になるだろうと話されていました。
私はこのご意見を聴いていて思いましたのは、この国保の成り立ちを正確に区民に知らせるということが大事ではないかということです。国保の人も、そして国保でない人たちもお互いにその成り立ちをきちんと知ることの中で意見を聴く、あるいは実情への理解をお互いにしていく、そのことが大切なのではないかなというふうに思いました。とはいっても均等割の7割、5割、2割軽減を受けている世帯が約46%もいるということから考えても、国保世帯の生活の厳しさは歴然としています。ですから、軽減を含めて様々な措置を取っていただくということが必要と考えます。また、再来年についてはコロナ禍が長引いていることからも臆せず、本年のように値上げを抑えていただきたいと考えます。
また関連して、傷病手当金については給与所得者は対象になるが、個人事業主は対象にはなっていません。同じ国保加入者であるにもかかわらず、傷病手当金をもらえる人ともらえない人がいるという現実があります。支給対象者を広げるように国への働きかけはさらに強めていただきながらも、国が動かなければ自治体として検討するように改めてお願いをして終わります。
意見を述べてこの陳情については、次期の委員会へ託したいと考えます。
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【放課後デイサービスについて】
◆間宮由美 委員 障害児福祉計画案の中で、放課後デイサービスについてはこの3年間の実績からの見込み量が出されています。しかし、ここには見落としがあるのではないかと思いました。実績としての利用者数、これはあくまで放デイの施設の数によって決まってしまうために、ここには利用したくてもできない人の数は含まれてはいないのではないかと思います。ですから、見込み量を正確に出すためには、全ての特別支援学校、特別支援学級などに就学中、あるいは就学予定の障害児の親御さんに対して、現状を聞くことが大切ではないかと思われます。
昨年末に医ケア児に対してのアンケートを実施して、そこから細かな困りごとや思いを聞き取って、コーディネーターや自家発電装置助成にも自信を持って踏み出すことができたと思います。第2弾として、今度は発達障害児に対するアンケートを実施していただきたいと思います。
このことについては、以前この委員会でお聞きしたときに入れなくて困るという声はお聞きしていないということを理由として、アンケートを取ることは考えていないというご答弁でした。しかし、利用したくてもできない人の数は含まれていないのではないかと思われる見込み量であるということからしても、供給の見込み量を正確に把握するということから、親御さんたちの切実な思いを聞くということ、ぜひ聞いていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。
◎河本豊美 障害者福祉課長 前回申し上げたとおり、アンケートの実施の予定はございませんが、利用したくてもできない人が入っていないんじゃないかということにつきましては、これは私どもは各区、例えばサポートセンターですとか、発達障害支援センター等で療育を受けたらいいんじゃないかというような意見書をいただいた方に対して判定会議を実施しまして、受給者証を発行するような形になっております。ですので、利用したいというご希望の方には受給者証を発行できる体制でございますので、そういった利用できない人が数に入っていないという認識ではございません。
◆間宮由美 委員 放デイの施設の数の見込み量についてのことです。受給者証の発行とはまた別に、その放デイの見込み量を正確に出すときに、この計画案の中では実績としての利用者数から導き出されているように思います。ですから、そこについては、再度ご検討いただいたほうがいいのではないかと思います。
ただ、元々のそこに至る経過の中で、やっぱりずっと違って、この委員会でも何度もやり取りはさせていただいていますが、ずっと違っているところというのが足りない、放デイに入れないという声は聞いていないということだと思います。しかし、私が今様々な場で発達障害を持つ親御さん、発達障害を持つ子の親御さんにお会いする機会がありますが、その会うたびに言われることが、まず放デイに入れなくて困っているという声です。入れなければ働くこともできないために、公務員をお辞めになったお母さんがいます。それから、特別支援学校に通うことになるだろうとなった親御さんは、支援学校の子も学童に入ることのできる別の区へ、この3月に引っ越してしまいました。
放デイは療育の場と言われています。しかし、この陳情にも書かれているように、障害者の親は働いてはいけないのでしょうか。そして働かなければ生活ができない家庭も多くあります。療育は大事です。それであれば全ての日に通えるように放デイを増やすべきではないでしょうか。そうできないのであれば、学童やすくすくと併用できるように、学童やすくすくに希望する障害児がどの子も入れるように、支援員の配置をしていく必要があるのではないでしょうか。障害者の親が働くことができるためには、そうしたらどうしたらよいとお考えになるか、今あるお考えをお聞かせください。
◎森淳子 福祉部長 今回の障害者の計画につきましては、今現状のところから、本来その方に一番必要な療育としてどれぐらいがあればいいかということで算定しておりまして、毎日その子たちが通うべきだとか、そういう視点から算定したものではございません。間宮委員のおっしゃることと、そういう考え方もあるかもしれませんけれども、私どもとしては私どもとして、いろいろな専門家の方の話を聞きながら、適切な数量を算定したと思っております。
◆間宮由美 委員 お聞きした最後のことですが、障害者の親が今度は算定ということとは別にですね、障害者の親が働くことができるためには、ではどうしたらよいかということではお考えはいかがでしょうか。
◎森淳子 福祉部長 障害者をお持ちの方も親御さんが働きたいというのであれば、働けるような環境をつくっていくというのは、自治体として大切なことだと思っております。
◆間宮由美 委員 そうだと思います。ですから、そのためにやっぱり療育の場と、それから学童、すくすくとの併用ということにもなるんだと思うのですけれども、そこにきちんとした支援員の配置などをして、ぜひ応援をしてあげてほしいと思っています。
学童クラブが発展してきたということを考えますと、やはり障害を持つ子の親御さんにもさらに寄り添っていただければと願って再考を求めたいと思います。
さらに、最後になりますが放デイの空き状況の一覧表、これに着手していただきたいということ、そして質の向上については、特段のご配慮をいただきたいということを申し添えまして意見とします。
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【生活保護の夏季加算、エアコン設置助成を求める陳情】
◆間宮由美 委員 エアコンの設置のない世帯が995世帯、そのうち平成30年4月以降の141の世帯については、改めてクーラーの設置ができるということを丁寧にお知らせいただいているにもかかわらず、つけていない家庭があるとのことでした。その理由について改めてお聞きいただいたことはございますでしょうか。
◎新井喜代美 生活援護第三課長 前回確認した以降、これ、設置できる時期が決まっておりますので、そのときのご案内で再度というのは時期を過ぎてからは行っておりません。
◆間宮由美 委員 設置できる時期に設置しない人たちがいたということで、その方々の理由は何かということをお聞きになっていますかということなんです。
◎新井喜代美 生活援護第三課長 その当時につけられますけれどもというご案内を差し上げて、まだ要らないであるとか使わないとか、そういったご回答をいただいているところです。
◆間宮由美 委員 クーラーを設置しないというときに、私がお聞きしている理由としては、電気代が心配で使えないという方がいました。また、あるいはそもそも電気が止まっているという方もいます。それからクーラーをつけるということの理解ができない方もいらっしゃいました。ケースワーカーさんのご尽力には本当に敬意を払いながら、しかしさらに一歩進めて、この夏の尋常ではない暑さの中で、家にいて具合が悪くなる人が一人も出ないように、それぞれの方の理由の把握もお願いしたいと思うところです。
そして、多くの方からの理由として上げられていることの一つとして、電気代がございます。これについては、夏季加算支給の方向は妥当と思うのですけれども、区としてはこのことについてはいかがお考えか、改めてお聞かせください。
◎新井喜代美 生活援護第三課長 生活保護費の内容につきましては、国のほうで検討をされておりますので、区のほうで独自にすべきという意見等は持っておりません。
◆間宮由美 委員 冬季加算については、電気代が余計にかかるということで水準が見直されたのだというご答弁が以前ございました。それであれば、電気代が余計にかかるということで夏季加算も必要になるということは当然のことだと思います。区としても、国を動かしていただけるようにお願いをして終わります。
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【資料要求】
◆間宮由美 委員 次の委員会の皆さんにつなぐということも考え、記書きが6点あることから、6点の資料要求をさせていただいたところです。
本日は1点のみお聞きをします。
記書き1に関わって、3歳児健診での発達に不安のある子ども、保護者に対して、別途専用の健診日を設けてくださいというふうに書かれております。これについては、先ほど相談事例の中で、内容と対応が丁寧にご報告いただいたところです。お聞きをしまして、このような対応をしてくださっているということが分かることが、親御さんにとっても安心できる材料になるのではないかと思うのですが、積極的にこういった内容をお知らせいただくということがよいのではないかと私は聞いていて思いましたが、そこはいかがでしょうか。
◎小泉京子 健康サービス課長 事前にお問合せをいただいた健診に行くのが心配という保護者の方に関しては、このような対応ができるということをご案内しておりますので、現在はそのような対応をしてございます。
◆間宮由美 委員 事前に聞ける保護者の方であればお答えをいただけるんだと思うのですけれども、そうでなく躊躇して行かれない方も出てきているように聞いています。ですから、等しく皆さんにこのような対応をしているよということをお知らせいただくことで、さらに充実していくのではないかなと思いますので、ぜひご検討いただければと思います。
最初に述べましたように、次の委員会に引き継いでいただきたいと思います。
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【生理用品の配布について】
◆間宮由美 委員 私は1点だけにします。
生理用品の配布についてです。非常に速い取組みだったと思います。今もお話がありましたが、私も現場へ行かせていただきまして、福祉部の方々がその携帯を持ってやってくる女性たちに本当に温かく迎えてくださっているのを拝見してまいりました。残りはくらしごと相談室ということなんですけれども、引き続き必要な人への配布とともに、その方の支援にぜひつなげていただきたいというふうに思います。
また、共育プラザについては、中高生の皆さん、このカード持ってきてねというふうに書いてくれていて、この書いてあったので、この二日間ではお二人だけだったということなんですけれども、これからずっと引き続き置いてくださるというのは聞きました。ただ、中高生だけではなくて小学生も入れてくださいということで小中高生の皆さんということで書いていただけるようにお願いをしたところです。生理は毎月来ます。ですから、生理用品がなくなったらこれで終わりということではなくて、共育プラザやくらしごと相談室には、せめてこの頂いた分がなくなったら終わりではなく、ずっと補充をしていただきたいというふうに要望して終わります。
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【ワクチン接種情報について】
◆間宮由美 委員 先ほどのなごみの家の困りごと調査の中でも、ワクチン接種の情報を求める声があるということで出ていました。4月21日に接種券を発送すると広報が出ましてから、その内容について、くすのきの役員さんや民生委員さんほか、たくさんの問合せがございます。皆さんに正確にお伝えしたいのでお聞きをしたいと思います。
皆さんからいろいろ聞きますと、そのご心配の声は2点に集約されるかなと思っております。1点はひとり暮らしの方などがきちんと予約できるだろうか。2回目も忘れずに受けられるだろうか。2点目はインターネットなど分からない方にとっては電話予約になりますが、電話をしてもつながらないのではないかということです。
1点目については、私はこういうときこそ共助の力を発揮するときだと思っています。皆さんと話をしていて、この方向かなと思ったのは、一番小さい単位である町会の部の中で、一人ひとり確認をしていくこと。数名から多くても十数名だと思いますので、そこで町会に入っていない人も分かりますから、その人に声をかけて予約したかな、しましたかということで聞くことができるかなと思いました。
さらにくすのきをはじめ、様々な単位でお互いにそこに属している人に聞き合うということで、そういったことが有効かと思うのですが、希望する人が受けられるようにするために、そこの点でいかがでしょうか。
また、2点目については、電話予約が始まる5月6日は相当数の電話となると思われます。コールセンターの配置状況がいかがなっていますでしょうか。
以上2点、お聞かせください。
◎小泉京子 健康サービス課長 1点目につきましては、個別通知発送ということで4月21日に接種券を発送させていただきますので、そちらでご確認いただくのと、あとコールセンターのご案内も併せてしております。また、広報等でもさらに周知を図っていきたいと思っておりますので、その中で先ほど委員がおっしゃったような取組みもおのずと出てくるかなというふうに思ってございます。
2点目につきましては、コールセンターのほうは、順次回線を増やしてございまして、一番殺到すると予測されるところまでは100回線を目標にコールセンターを設置しておりますので、その部分で対応していきたいと思ってございます。
◆間宮由美 委員 広報等での周知をしてくださって、今回から回覧板でも広報が回るようになりましたので、より多くの人に21日発送ですということが分かったかと思います。その後ですね、発送して予約をするまでの間、予約についてどうするかということで心配の声が出ていますので、先ほど私は皆さんと話しながらそういうことが必要かなと思ったんですけれども、それぞれの地域でとなりますが、やり方等を伝えていってあげることも必要なのかなと思いました。一番多いときで100回線ということですので承知をいたしました。
あと、あくまで任意であるということでもあるので、そこについてはやはり念頭に置かなければならないのかなと思います。そうでなければ、他国で起きているようにここの組織は40%接種済みです、みたいな看板を掲げるようなことになっては、それはもちろん全く違うことになりますので、ぜひ皆さんが希望してきちんと受けられるという内容も含めて、内容もきちんと伝えながら希望して受けられるようにしていくことが必要かなと思います。最終調整に向けていよいよ大変なときだと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。
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